ドン・キホーテの名を聞いたことの無いヒトは居ないだろう。(あの太ったペンギンが幅を利かせているこの国においては特に。) セルバンテスのドン・キホーテ(“El ingenioso hidalgo Don Quijote de La Mancha”『英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』及び続編“Segunda parte del ingenioso caballero Don Quijote de La Mancha”『英知あふれる騎士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』) は、聖書の次に世界中で出版されている、まぎれもなく世界で一番有名な小説だ。
「名ばかり聞こえて実際にはあまり読まれない」古典の大作――、ドン・キホーテがどんなハナシなのかは意外に知られていないものである。かいつまんで言うと、騎士道物語を読みすぎてアタマのおかしくなった爺さんが、自分自身を騎士だと思い込み、サンチョという太った男をつれてアチコチ旅をしては面倒を巻き起こすというハナシ。読み手はドン・キホーテの狂気に笑いつつ、けれども最後には「確かに彼は馬鹿をやってきたのだが、しかし、安泰な生活に満足し、寝食が足りればそれで良しとし、なんの冒険もせずに人生を終えてしまう我々は一体何なのか?」ということに気付かされる、そんなテーマが盛り込まれている(――ンだと思われ。なにを隠そう自分も原作を読んだ訳ではないので、この辺は推測です……。)
ここで紹介しているのはピーター・イエーツ監督で2000年にテレビ用に制作されたもの。セルバンテスの長大な原作にとても挑戦する気になれない方、とりあえずドン・キホーテを知るためのとっかかりとしては良いのではないでしょーか。
というかですね……、
サンチョ役のボブ・ホスキンスがあまりにかわいいので、ボブ好きは是非に!